このたび、東洋大学教職センターが推進する「学理と実践の往還」を具現化するシリーズの第1巻目として、『実践と往還する教育制度』を教育評論社より刊行いたしました。
急速な技術革新や社会構造の変容に直面する今日、私たちは「学ぶとは何か」「評価は何を価値づけるのか」という根源的な問いに改めて立ち返る必要がある現在において、東洋大学創立者の井上円了の教育哲学を現代的に継承し、教育の歴史的連続性と現代の変容を鋭く見据えた5人の研究者が集結し、教育制度の多層的な真実に迫ります。
- メガイベントが教育現場に沈殿させた「負のレガシー」の構造(角谷昌則/生命科学部教授)
- 「親の教育権」と公共性の狭間における倫理的判断(葛西耕介/文学部准教授)
- 学びのセーフティネットから「主体的選択」の場へ変容する通信制高校(斎藤里美/文学部教授)
- 情報教育の歴史から見据え直す、生成AI時代の人間と技術(山口晶子/健康スポーツ科学部非常勤講師)
- 学校と地域を繋ぐ「キャリア教育」の具体的基盤(藤田駿介流通経済大学教育学習支援センター専任所員・経済学部専任講師)
実践のエビデンスとナラティブを往還し、教員の専門性を共同の営為として再定義します。
教育研究者や、教育学を専攻・研究する学生、教職を目指す学生の皆様には、是非お手に取っていただけますと幸いです。
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東洋大学教職センター
東洋大学教職センターは、教員養成の改善・充実を図る全学統括組織として2017年7月に設置されました。
前身である哲学館より続く教員養成の伝統を継承しつつ、本学教職教育の指導体制の整備と教育の質的水準の向上を担うとともに、地域の教育機関や全国の卒業生等とも緊密に連携しながら、複雑化する教育現場で「学び続ける教師」の基礎力を備えた人材を育成し、現代の教員養成に資することを目指しています。